2013年2月16日土曜日

☆フォーカシング・イリュージョン


脳科学者の茂木健一郎氏がテレビでおもしろいことを言っていました。

茂木氏は番組の出演者(女性)に、
「結婚して子供を産み、家族に囲まれて生きることが幸せか、
それともキャリアを積み、出世街道をいくのが幸せか?」
という質問をしました。

どうでしょう?皆さんも一緒に考えてみてください。

女性は、「最近は、結婚して~」の方に考えが傾いていると答えました。
私もそう思いました。
しかし、冷静に考えるとそうとは決まっていないことがわかるのです。

が、こう質問された途端に、人間の脳はどちらがより幸せかと考え、
どちらかが幸せだと考えるに至りやすいそうです。
このように、特定のポイントに、
自分が幸福になれるかどうかの分岐点があると信じてしまうことを、
「フォーカシング・イリュージョン」と呼ぶそうです。

違う例では、
「○○大学に行かないと私の人生は狂ってしまう」
「就職しないと幸せになれない」
「金持ちにならないと幸せになれない」
「経済成長しないといけない」など。

このように私たちは、ある特定の事象にフォーカスして、
イリュージョン(幻影、幻想、錯覚、幻覚)を見やすいようになっているそうです。
そして、勝手に悩む。

ならば、このフォーカシング・イリュージョンから逃れることが大事です。
茂木氏はこの方法を簡潔な言葉で表現しました。
それは「幸せだと思ったもん勝ち」で、
「今、幸せである」と思うこと、そして「根拠のない自信をもつこと」が大切だそうです。

しかしどうしたらそのような心持になれるかまでは述べませんでした。
実は、このことを生長の家では昭和五年から現在まで、発刊されている書籍の中でずっと述べてきました。

例えば、良かったことのみを日記につける「日時計日記」は、やってみると、
自分の周りにこんなにも恵みやありがたいこと、感謝すべきことがあったのか、
と気づかされ、幸福に囲まれているような気持になります。

その他にもさまざまな方法があります。

より詳しくは、私のブログに記しましたので、
http://truthtaro.blog51.fc2.com/blog-entry-13.html
よろしかったらご覧ください。

(青年会中央部 岡田慎太郎)

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