2012年12月21日金曜日

☆奇蹟のレストラン

みなさんこんにちは、
青年会中央部の田中です。

先日『ガイアの夜明け』というテレビ番組をみました。

特集のテーマは“感動のサービス"が客を呼ぶ!~リピーターを作る 新たな接客術とは~”というもので、いくつかの業種を紹介していました。

東京のとある高級レストランもその一つ、
“奇蹟のレストラン”と呼ばれているらしいです。
ディナーはいつも満席、予約は1ヶ月先までびっしり埋まっているそうです。

予約をすると、食材の好き嫌いはもちろんのこと
様々な質問をされます。
「今回は何かのお祝いですか?」
「ご一緒の方との思い出の場所は?」
「好きなこととか、最近はまっていることは?」
などなど・・・

そして、来店するとびっくりするようなお持てなしで、
お客さんの心をガッチリとつかみます。

たとえば、テーブルに着き、ナプキンをひろげると、そこには座った人の名前がはいっていたり、

トイプードルを飼っているという情報があると、ラテ・アートでトイプードルの絵が描かれた、コーヒーが出てきたり、

帰り際に預けていたコートを受け取り、ポケットに手を突っ込むと“THANK YOU!”の文字が書かれたホッカイロが出てきたりしているんです。

こんなことされたら、また行きたいって思っちゃいますよね。

このサービスを続けることで、広告費も一切かけず
オープンから10年間売り上げを伸ばし続けているそうです。

美味しい料理を提供するだけに留まらず、
その時々のお客の状況に合わせた趣向が凝らし、
徹底して、お客を喜ばせる姿勢に、
感動とワクワクを覚えました。

畑のお寿司


お寿司を頂きました。

出てきたのは、海の幸・・・ではありません、野菜のお寿司です。

『野菜寿司』って、珍しいですよね。僕も初めてでした。

だから、しっかり一貫一貫、味わいながら、頂きました。

 

一緒に行った、澤田さんが以前書いてくれました。

よろしければ、合わせてこちらをご覧下さい。

↓↓↓



 

そうすると、「野菜って、こんなに豊かな味だったのか!」という驚きの連続です。

一つ一つの素材を、

一番おいしく食べられるように、

手間をかけて調理して、

素材を組み合わせ、

工夫に工夫を重ねられているのが伝わってきます。

 

シンプルで、素材の味が生かされているものもあれば、

かなり手間をかけたものもあります。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
僕が、一番驚いたのは、トマトのお寿司。

湯むきしたトマトは、見た目はマグロそのものです。

トロッとしたトマトの食感に、爽やかなトマトソースの味わいと、

チーズの濃厚さとスパイスが加わり、なかなか複雑な味わいです。

うん、これはイタリア風かな?

他にもカレー味もあって、こっちはインド風。

しかも、かなり本格的です。

 

それこそ、一貫一貫の中に食文化が凝縮しているような感じがしました。

一つのお皿の中に、色々な国籍の文化が集まっている。

お寿司の向こうに、広~い世界が拡がっているように感じました。

 

一貫の野菜寿司に、真剣に向き合っている人達がいる。

有機栽培で野菜をつくっている人、

試行錯誤しながら調理している人、

その寿司を、心を籠めて届けてくれる人がいる。

そんな方達を結んでいる、熱い想いも伝わってきました。

なんだか、ありがたくって、感謝の想いで、いっぱいになりました。

 

今まで食事には、あまり時間をかけずに、

“さっ”と頂くことが多くて、食事をちゃんと味わってなかったなぁ・・・

なんて反省しました。

 

しっかり味わって、これを糧に「今日も、がんばろう!」と、気持ちも新たにしました。

やっぱり、食事って、大切ですね。

(松井 雅永)

☆知れば知るほど好きになる。

さくっさくっさくっさくっ。

さっさっさっさっさっ。

ざくっざくっざくっざくっざくっ・・・・。


菜っ葉がさわやかに切られていく音。

野菜が包丁にあたる、ここちよい触感。

ふわっと土のかおりが、はなの中に入ってくる。

私にとって、この時間は、なんとも言えない幸せなひとときです。

この野菜は、どっちの向きに切ったら、食感を生かせるだろう?

この野菜は、どういう調理をしたら、そのままのよさを引き出せるだろう?

わくわくしながら、野菜の良さを生かしきる方法を考えます。

野菜によっては、調理法をかえたほうが、そのものの素材の味の出方がかわります。


野菜を切っていると、時間があっという間に過ぎ去ります。

今日一日あったいろいろなことなんて、

どうでもよくなってしまうほどに。


みずみずしく、いまにも踊り出しそうなぷりぷりの野菜たち。

鉄分たっぷり、女性の味方の海藻類。

高タンパクで、すぐに体の栄養になってくれる、大豆などの豆類。

豚さんや牛さんを食べる必要もないほど、

これほどかというほどに、お肉のかわりになってくれるものが

たくさんあります。

これが、人間の本来の、自然な食生活なのかもしれません。


そのままの、自然な生活をしていると、自分が一番
喜んでいるのがわかるのです。

体も心も満足して、幸せに満たされる。

料理をつくる過程が、これほど人間に幸せな気持ちをあたえるとは、
料理を好きになるまでは、思いもしませんでした。

すこし手間はかかるけれど、

自分の手で、つくる過程を楽しみながら、

わくわくしながら、

これからも、野菜たちとの仲を深めていきたいです。(*^^*

知れば知るほど、野菜たちのことが大好きになっていきます。

自分にとってのわくわくは、本当に身近なところにあるものですね。

2012年12月18日火曜日

☆路上生活者からの転身

最近、あるサイトに投稿された動画が再生回数50万回を超えて注目されています。

それは、韓国のオーディション番組「Korea's Got Talent」に出演した22歳の青年、
チェ・ソンボンさんの話。

ステージに立った彼は、

素朴な出で立ちで、大勢の観客や審査員の前で緊張ぎみの様子。

冒頭で「人とは違う境遇で生きてきた」と語り出すチェさん。

3歳で孤児院に入れられて以来、独り身で、5歳のときにいじめを受けて孤児院から脱走。

その後、10年にわたって路上生活をし、ガムや栄養ドリンクを売って生きてきたそう。

階段や公衆トイレで寝泊まりし、

学校に通う機会は勿論なく、卒業認定試験で中学校までの卒業資格を得た。

そんな彼が歌手を志すきっかけとなったのは、

ガムを売るために訪れたナイトクラブ。

華やかなステージに立つ歌手を見て、「歌手になりたい」との気持ちが芽生えた。

以来、1人で歌の練習に励んだという。

今回彼が歌った曲は、サラ・ブライトマンの「Nella Fantasia」。

多くの視線が注がれる中、

外見からは想像がつかないほど、低く伸びのある歌声が響き渡ると、
審査員は「あっ」と驚くような表情をみせ、

客席からは拍手が起こり、涙を流す人も。

歌い終わって安堵する彼に、客席からは大歓声と拍手の嵐が。

私も不覚にも涙してしまいました。

見事に逆境を跳ね退け、今回のステージを大きな自信に結びつけたチェさん。

夢や希望の実現には、生まれてきた環境や育った環境が関係ないということを
思い知らされました。(柴田 忠洋)

https://www.youtube.com/watch?v=sHjxdIvE1ME

2012年12月17日月曜日

☆眼をひらけば

みなさん、こんにちは。
青年会中央部の岡田です。

8年程前のある日、
車を運転していて、なぜかわかりませんが、
「写真をやりたい」という気持ちが湧き起ってきました。
本当に急に、でした。

その日の夜、先輩のプロカメラマンに電話しました。
「一眼レフカメラで、写真をやりたい」

先輩は、仲間が増えることがうれしかったのか、
(この気持ち、今はとってもよくわかります)
愛機を安く売ってくれました。
フィルムの入れ方を聞いたときは驚愕していましたが…
「おいおい、そのレベルかよ」と(笑)

ともかく、カメラを手に入れた私は、
休日になると、山や海や川に出かけ、とにかくなんでも撮りまくりました。
すると、気にも留めていなかったものが違う形で見えてきました。

花や木や空や雲や星。
雨、霧、川や海の水。
人が暮らす家、使う道具、生活の跡。
父、母、弟、友達などの近くにいる人たち…

「世界って素晴らしいなあ、素晴らしい瞬間の連続だなあ」と思ったものです。
しかも、それらの被写体は朝、昼、晩の光によって全く別のものに見えます。
一番よく撮ってやろう、と工夫しました。

僕の眼は「いいなあ」と思うものを探すように変わっていきました。
心が動いた瞬間にシャッターを押すことにしています。
だからでしょうか、僕の写真は後から見ても、
「いいなあ!」と思うことが多い。
自分で言っちゃってますが(笑)

以来、その趣味は今まで続いています。

今は携帯にカメラがついていて、
誰でも簡単に写真を撮ることができます。
職場や学校の行き帰りに、
「いいなあ」と思うものを撮ってみませんか?
素晴らしいものは、そこら中にあることに気づくかもしれません。

☆IF YOU WANT IT

「私たちには、社会を変える力があります。」

先日、環境問題に取り組む方から聴いた言葉です。

「社会を変えたい」

「地球環境が今、進んでいる方向を変えたい」

そう考えて、彼らは立ち上り、環境問題のために活動しているようです。

その真剣な姿に、とても感心しました。

インターネットが発達して、

個人の発信力が拡大している、

といわれています。

「自分たちが発信した言葉が、世界に拡がって行く」

「その言葉がやがて、社会を変えていく」

 環境問題に取り組む彼らが、
“心”について、熱く語っていました。

ジョン・レノンとオノ・ヨーコのことを思い出しました。

「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT」

(戦争は終わりだ あなたが望めば)

平和(反戦)に対するメッセージです。

その時代を知らない私には、

よく分からない部分もあります。

でも、もし多くの人が本当に「平和」を望んで、

心に描くことができたら、

戦争を終わらせることも出来るし、

社会も変えることも出来る。

そう呼びかけているように感じました。

運命や環境はあらかじめ決められたような、

変えられないものではない。

本当は、変えて行く力が私たちにあるのだ。

そう考えると、私はとてもわくわくしました。(松井雅永)

2012年12月16日日曜日

☆心を澄まして

9月からお習字教室に通い始めました。

何をするにもコンピュータを使う毎日で、

字がキレイに書けることは、

ほとんど役に立たない特技になりつつある時代ですが、
あえてお習字です(笑)

やってみるとその奥深さが感じられて面白いものです。

もともと、小学生時代に、

習字教室に通っていましたし、

字には自信があったものの、
腕はすっかりさび付いてしまっていて、

通い始めて2ヶ月経ちますが、運筆(うんぴつ)が思うようにいかず、

いらいらすることばかりです。

先日も思うように書けず、

「どうしてうまく書けないのか・・・?」

そんないらだちを抱えたままの帰り道は、

もやもやした気分です。

休日の夜に、わざわざ教室に通って、
リラックスできるはずだったのに、
なんだかなぁとすっかりテンションが下がってしまいました。

そんな時、

「うまく書こうとするから、ダメなんだ…」

そんな声なき声が聞こえてきました。
そうなんです。

うまく書こうと思ってたんです。

でも、

この声に大事なことを気づかされました。

お手本をよく見て、

字をまねるのでは無く、
心を澄ませて、

お手本を書いた人の心の動きを

筆で表現するんだったなぁと思ったのです。

習字だけでなく、

あらゆることに共通しているかもしれません。

生きることすらも。

「うまく」ではなく、

心を澄ませて、

素直に、正直に、
そして、自分らしく、

精一杯やろうと決意しました。(大平会長)

☆生まれてきてくれてありがとう

みなさんこんにちは。
青年会中央部の金内です。

114日に第一子が誕生しました。

その日は仕事だったのですが、
職場や関係者の配慮により
出産に立ち会うことができました。

生まれたばかりの息子は、
触ると壊れてしまいそうなくらいに
小さく感じたのですが、
一生懸命に呼吸し、力いっぱいに泣くその姿に、
「生きよう」という強い意志のようなものを感じました。

初めて抱きかかえたときには、
感動とよろこびと愛おしさが入り混じった思いが、
胸の奥から熱くこみ上げてきました。

あれから3週間、
あっという間に、ミルクを飲みすようになったり、
首や手足の力が強くなったり、
お腹が空いた時などに指をくわえるようになったり、
一日一日息子が成長しているのを感じます。

今ではそんな息子の存在が、
自分にとってものすごく大きな支えになっています。

生まれた時の、あの時の感情をいつまでも忘れずに、
そして少しずつ大きくなる息子とのかけがえのない時間を大切に、
一日一日を過ごしていきたいと思います。

2012年12月15日土曜日

☆新しい夢

こんにちは。青年会中央部の廿野です。

娘の高校は、毎週金曜日に『ゼミ』と言われる、
専門性の高い少人数の授業があります。

娘は、『幼児教育ゼミ』を選んでいて、
今月は、保育園に実習に行きました。
そこで4歳児の担当になった娘。
こんなほほえましい出来事を夕食時に話してくれたりします。

A「りこ お姉ちゃ~ん、Bちゃんが手を繋いでくれな~い。」
り「Bちゃん、どうして手を繋がないの?」
B「だって、Aくんの手、汚れているんだもーん。」

「将来は幼稚園の先生もいいな~♪」と言い、
夢が一つ増えた様子。

そんな娘は、中学生の頃、学校に行けない時期がありました。
当時は親子で長いトンネルに入っているような、
息苦しいような気持ちの時もありました。

でも、娘を信じて、元気に強気に、
笑いを絶やさず、毎日過ごしてきました。

娘に、キラキラ光る“夢”が、また一つ見つかり、
サポーターである私の心も、
キラッと光ります。今とても幸せです。

☆最高のいたずら

パンパン!パパパ~ン!!
「お誕生日おめでとー!!」

20数人の男女が、クラッカーをならし、
主役のTさんの誕生日サプライズパーティーのスタートです。

さらに、入り口の扉が開き、さらに人が飛び込んできました。
「おめでとー!!!!」
それも一人や二人ではありません。
いつ終わるか分からないほど、大勢の人が、
次から次へと、お祝いの言葉を述べながら、Tさんに花を渡していきました。

顔が隠れるほどの花束を抱えたTさん、
驚きながらも、ちょっと感動的な面持ちです。

わずか15畳くらいの部屋に集まったのはなんと60人。
会場は熱気で一杯になりました。

飛び交うお祝いの声と、
皆が持つカメラからはフラッシュが発光し、
さながら記者会見のようです。

誰かが「あれ?ケーキは?ケーキないの??」と声を上げると、
「ケーキ!ケーキ!ケーキ!」とみんなの口からケーキコールが起こります。

「ドン・ドン・ドン・ドン・ドン・ドン!!!」
扉をノックする音が部屋中に響きわたり、
ウクレレの伴奏で、みんなの「Happy Birthday」の大合唱。
そして、重さ3kgの特大ケーキが登場しました。

主役を囲むみんなの顔は悪戯っぽい満面の笑顔。
Tさんはあまりのことに、感動を通り越して
戸惑いの表情さえ浮かべていましたが、
それでこそ大成功というものです!!

どうしたら、驚かせられる?
どうしたらもっと面白くなる?
計画から実行に至るまで、
気付かれないかドキドキし、
成功を想像してワクワクが止まりませんでした。

Tさんへの感謝の想いと、
純粋に驚かせたいという思い、
そして自由で素敵な発想で、
平日の雨の夜に60人もの人が集まりました。
主役のTさんだけでなく、みんなが最高の笑顔の、
一生忘れられない誕生日会になりました。
この手のいたずらはいくつになっても楽しいですね!(田中慎太郎)