皆さんこんにちは、
青年会中央部の松井です。
大学生だった頃の話です。
「デザインは愛だ!!」
というのが、持論の先生がいた。
その“愛”の話が始まると、皆おもしろがって聴いていた。
「また始まったよ、“愛”の話・・・(笑)。」
建築やインテリアのデザインを専門にしている先生で、
ちょっと個性的だが、その分野ではけっこう権威のある方だった。
その後、僕自身社会人になって、
実際に建築やインテリアのデザインに携わるようになると、
「デザインは愛だ」ということを、嫌というほど思い知らされた。
デザインする側が、自分本位で考えた案は、うまくいかなかった。
当たり前だが、使う人のことのことを考える必要がある。
使う人が個人であれば、その人の意見を聞くことも出来るが、
不特定多数の人が使う場合、直接聞くことができない。
健康な人もいれば、
ケガをしている人もいる。
老いも若きも、
幼児も居れば、
車いすに乗った人も、
障害を持った人も居る。
若くて健康な自分の立場だけでは判らないことは沢山あるのだ。
自分がもし、その人だったら・・・、
その人の立場になって、親身になって、じっと耳を澄ましてみると、
その「声なき声に耳」が聞こえてくる。
それはとても優しい気持ちだった。
今になってみれば、よくわかるが、
それが、“愛”ということ。
善い想いから始めれば、善いインスピレーションがやってくる。
デザインやアイディアはというものはそうやって、降ってくるのだと思う。
だから、始めの想いが大切ではないかと思う。
やっぱり“愛”ですね、“愛”。
ところで、人間のみならず、あらゆる生命を“愛”する建築が計画されています。
僕は、とても注目しています。
興味がある方はこちらをどうぞ。
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