2012年12月12日水曜日

☆デザインは愛だ

皆さんこんにちは、
青年会中央部の松井です。

大学生だった頃の話です。

「デザインは愛だ!!」

というのが、持論の先生がいた。
その“愛”の話が始まると、皆おもしろがって聴いていた。
「また始まったよ、“愛”の話・・・(笑)。」

建築やインテリアのデザインを専門にしている先生で、
ちょっと個性的だが、その分野ではけっこう権威のある方だった。

その後、僕自身社会人になって、
実際に建築やインテリアのデザインに携わるようになると、
「デザインは愛だ」ということを、嫌というほど思い知らされた。

デザインする側が、自分本位で考えた案は、うまくいかなかった。
当たり前だが、使う人のことのことを考える必要がある。

使う人が個人であれば、その人の意見を聞くことも出来るが、
不特定多数の人が使う場合、直接聞くことができない。

健康な人もいれば、
ケガをしている人もいる。
老いも若きも、
幼児も居れば、
車いすに乗った人も、
障害を持った人も居る。

若くて健康な自分の立場だけでは判らないことは沢山あるのだ。
自分がもし、その人だったら・・・、
その人の立場になって、親身になって、じっと耳を澄ましてみると、
その「声なき声に耳」が聞こえてくる。
それはとても優しい気持ちだった。

今になってみれば、よくわかるが、
それが、“愛”ということ。

善い想いから始めれば、善いインスピレーションがやってくる。
デザインやアイディアはというものはそうやって、降ってくるのだと思う。
だから、始めの想いが大切ではないかと思う。

やっぱり“愛”ですね、“愛”。

ところで、人間のみならず、あらゆる生命を“愛”する建築が計画されています。
僕は、とても注目しています。
興味がある方はこちらをどうぞ。
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