こんにちは、柴田です。
暑い夏がようやく終わったと思ったら、もう霜月。
街にはコート姿の人々が目につくようになりました。
冬の到来は、すぐそこまで来ていますね。
さて、所用で秋田へ帰省した際、
紅葉の名所“抱返り渓谷”に立ち寄りました。
この季節に地元を訪れるのは久しぶりのことで、
自然豊かな秋田を堪能することができました。
壮観な渓谷や透き通る川、
見事に色づいた葉の妙に目を奪われ、
澤から聞こえる静かな流水の音や土の薫り、
澄みわたった空気に、
全身が浄まっていくような気持ちになりました。
帰りの道中では、
強い雨が降る中、
少し先の雲の合間から眩い光が差し込み、
大きな弧を描いた2本の虹が、
山々の上に重なる様子を見ることができました。
大自然の美しさと逞しさに感動するばかりでした。
話は変わりますが、
「Aftermath:Population Zero」という番組では、
“もし人類が地球上から消えたら、地上はどのように変化するのか?”
ということを、科学的知見に基づいてシミュレーションしていました。
コンクリートや鉄でできた構造物は、風雨や太陽の光に晒されて崩壊し、
現代人が大量に排出したCO2は、植物の繁茂と共に急激に吸収され、
原発から放出された放射性物質ですら、自然に地下深くへと追いやられてしまいます。
人が数万年をかけて築き上げたものがあっと言う間に消え、
自然が急速に回復していく様子が描かれていました。
人工物の脆さと自然の強さとの対比が印象的でした。
秋の紅葉も、冬の雪景色も、春の新緑も、
言葉に表現しきれないくらいの感動を与えてくれますが、
大気中のCO2濃度が気候変動に影響するという事実は、
四季の美しさが保たれるということと、
私たちが日々どのように生活するかということとが無関係ではないということを示しています。
無限の感動と生きる糧を与えてくれる自然に感謝し、調和する生き方が、
本来の“人間らしい”生き方なのだと、改めて考えさせられました。
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