こんにちは、岡田です。
休日、お昼ご飯を食べに外へ出た。
すると、道に横たわっている飛べない鳩が目に入った。
外敵に襲われたのか、何か障害物に激突したのか、傷を負っていた。
一度は通り過ぎたが、気になって引き返すと、
あっという間に10人くらいの人だかりができていた。
私は、この鳩を病院へ連れて行こうと決めた。
その行為が正しいのか私はしらない。
でも、放置はできなかった。
マイバックの中にタオルを敷き、その中に彼を入れて病院へ向かった。
鳥の専門病院までは少し距離があり、心配した。
しかし、彼は電車の中で時折、羽をばたつかせる。
彼は元気だった。
撫でてやると、気のせいかもしれないが、安心したようで
少しおとなしくなる。
移動中に得た情報では、
元気になる見込みがない場合、拾った人が飼う必要があること、
野生に戻すのは、かなり難しいことがわかった。
しかし、もう引き返せない。
病院の手前まで来たときだった。
彼は今までで一番大きく、長い時間羽をバタつかせたかと思うと、
ぐったりして、動かなくなった。
目はあいているが、もう死んでしまっていた。
わずか数時間の付き合いだった。
親や友人を失ったとき、いつも思うことがある。
このときも同じことを思った。
「生きてるもんが精一杯生きないと死んでいったもんに申し訳ない」と。
精一杯生きるとは、今日のその日を全力で生ききることだと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿