さくっさくっさくっさくっ。
さっさっさっさっさっ。
ざくっざくっざくっざくっざくっ・・・・。
菜っ葉がさわやかに切られていく音。
野菜が包丁にあたる、ここちよい触感。
ふわっと土のかおりが、はなの中に入ってくる。
私にとって、この時間は、なんとも言えない幸せなひとときです。
この野菜は、どっちの向きに切ったら、食感を生かせるだろう?
この野菜は、どういう調理をしたら、そのままのよさを引き出せるだろう?
わくわくしながら、野菜の良さを生かしきる方法を考えます。
野菜によっては、調理法をかえたほうが、そのものの素材の味の出方がかわります。
野菜を切っていると、時間があっという間に過ぎ去ります。
今日一日あったいろいろなことなんて、
どうでもよくなってしまうほどに。
みずみずしく、いまにも踊り出しそうなぷりぷりの野菜たち。
鉄分たっぷり、女性の味方の海藻類。
高タンパクで、すぐに体の栄養になってくれる、大豆などの豆類。
豚さんや牛さんを食べる必要もないほど、
これほどかというほどに、お肉のかわりになってくれるものが
たくさんあります。
これが、人間の本来の、自然な食生活なのかもしれません。
そのままの、自然な生活をしていると、自分が一番
喜んでいるのがわかるのです。
体も心も満足して、幸せに満たされる。
料理をつくる過程が、これほど人間に幸せな気持ちをあたえるとは、
料理を好きになるまでは、思いもしませんでした。
すこし手間はかかるけれど、
自分の手で、つくる過程を楽しみながら、
わくわくしながら、
これからも、野菜たちとの仲を深めていきたいです。(*^^*)
知れば知るほど、野菜たちのことが大好きになっていきます。
自分にとってのわくわくは、本当に身近なところにあるものですね。
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