2012年8月21日火曜日

☆ロケットに乗って8分 

子:「ロケットに乗って8分!会いに行けば〜」

私:「誰に?」

子:「じぃじ!天国に居るんでしょ?」

私:「あはは・・・(苦笑)そうだね。」

ある日の息子との会話です。

天国は雲の上にある・・・らしい、ロケットで8分、妙にリアルなところが笑えます。





ところで昨年の夏、富士山の5合目に登りご来光を拝んだときのことです。

天気は曇りでしたが、幸い5合目は晴れていました。

ロケットに乗るまでもなく、バスに乗って30分で雲の上に来る事ができました。

そして、美しいご来光を拝むことができました。

しかし雲の上は・・・天国ではありません。

白ひげの神様もいなし、綿のようにふかふかしている雲もない。

息子は納得いかないらしく、私は質問責めになりました。





それからまた数カ月経って、息子に聞いてみました。

私:「天国のじぃじに会いたいときはどうするんだっけ?」

子:「え〜とねぇ、まず目を閉じてね〜・・・・」

私:「ふむふむ」(あれ?、ロケットじゃなかったの・・・?)

子:「『じぃじ〜!!』って心の中で呼んだら良いんだよ!!」

私:「(感心して)ほ〜う、そうだねぇ〜。」

(さては何か妻が仕込んだな)





“肉体が滅びても、生命は行き通しである”私自身そう信じてきました。

心を振り向けさえすれば、今ここに居る、

幼児のごとくただクルリっと心を振り向けた時に、

そこにニッコリと微笑む父がいてくれる、

息子がそれを教えてくれたように思いました。

(松井)

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