私:「誰に?」
子:「じぃじ!天国に居るんでしょ?」
私:「あはは・・・(苦笑)そうだね。」
ある日の息子との会話です。
天国は雲の上にある・・・らしい、ロケットで8分、妙にリアルなところが笑えます。
ところで昨年の夏、富士山の5合目に登りご来光を拝んだときのことです。
天気は曇りでしたが、幸い5合目は晴れていました。
ロケットに乗るまでもなく、バスに乗って30分で雲の上に来る事ができました。
そして、美しいご来光を拝むことができました。
しかし雲の上は・・・天国ではありません。
白ひげの神様もいなし、綿のようにふかふかしている雲もない。
息子は納得いかないらしく、私は質問責めになりました。
それからまた数カ月経って、息子に聞いてみました。
私:「天国のじぃじに会いたいときはどうするんだっけ?」
子:「え〜とねぇ、まず目を閉じてね〜・・・・」
私:「ふむふむ」(あれ?、ロケットじゃなかったの・・・?)
子:「『じぃじ〜!!』って心の中で呼んだら良いんだよ!!」
私:「(感心して)ほ〜う、そうだねぇ〜。」
(さては何か妻が仕込んだな)
“肉体が滅びても、生命は行き通しである”私自身そう信じてきました。
心を振り向けさえすれば、今ここに居る、
幼児のごとくただクルリっと心を振り向けた時に、
そこにニッコリと微笑む父がいてくれる、
息子がそれを教えてくれたように思いました。
(松井)
(松井)
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