トイレには神様が住んでいる。
そんな言葉を、よくききますね。
最初はそんな話、信じることができませんでした。
何年も前、毎日が失敗の連続で、
挫折寸前になっていました。
自分を認めることができない。
とても、辛い時期を過ごしました。
そんなとき、母が一冊の本を紹介してくれました。
わらにもすがる思いで、本屋でその本を探し、
早速読んでみると、トイレ掃除のことが書いてありました。
トイレは、本来汚いものではなく、むしろ不浄なものを
受け止めてくれる、とてもありがたい存在だということが書かれていました。
だから、その著者は、トイレ掃除をするとき、素手でやるのだそうです。
感謝の気持ちで、毎日、手で丁寧に磨くのだそうです。
その本を読んでから私は、トイレ掃除に力を入れることにしました。
『いつも、受け止めてくれてありがとう』
『トイレさんがいてくれるから、私は毎日健康です。』
この言葉を何度も何度もとなえながら掃除をしていると、
知らない間に、涙が流れていました。
毎日毎日、感謝の思いでトイレ掃除に専念しました。
気づくと、自分の家だけでなく、出かけた先(お店など)のトイレでも
掃除をするようになっていました。
2週間くらい経った頃、
自分のことを好きになっている自分がいることに気づきました。
トイレ掃除をしていることで、自分を認めることができるようになっていたのです。
それから次々にいいことが舞い込んできて、私はトイレ掃除を止められなく
なってしまいました(笑)
どうして、トイレ掃除を続けることで、自分を好きになっていったのか、
その相関関係は私にもわかりません。
ですが、私なりに思うことがあります。
トイレを掃除しているように見えて、
あれは私の心の掃除だったのではないか。
汚いものの奥にあるきれいなものを認め、
それを表そうとしているうちに
自分を認めることができるようになったのではないかと。
トイレには神様が住んでいます。おろそかにはできません(*^^*)
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